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囃子堂とは

能囃子を純粋に現代に生きる音楽として聴いていただきたい
能囃子の音楽性をぜひ多くの方々に、より身近に感じていただきたい

『囃子堂』は同明会が主催する能囃子の演奏会です。

現在の日本における音楽状況を見渡してみますと、古典から、ポピュラー、前衛を問わず、殆
どがヨーロッパないしアメリカ由来の音楽が中心となり、 コンサート、テレビはもちろん、街中
のBGMに至るまで、あらゆるシーンに満ち溢れております。 このような状況下で、いわゆる洋
楽に飽き、新たな音楽を求める人々も少なからず見受けられます。 その対象は、アジアやオ
セアニア、アフリカといった地域の音楽にまで及んでいます。

こうした中、近年、津軽三味線や雅楽などの日本音楽が脚光を浴びてきました。 この現象は
人々の、日本音楽への回帰、再発見といった意識の変化を象徴しているのではないでしょう
か。

さて能楽の囃子は、能を離れてそれだけで演奏しても、十分に鑑賞できる高い芸術性を持って
います。当同明会は日本音楽の源流であり、高度に洗練された能楽の囃子を、一つの音楽領
域として、多くの方々に楽しんでいただきたいと思い、 この『囃子堂』を企画いたしました。

そもそも、能の音楽は単に伝統の維持だけのために、六百年間継承されてきたわけではあり
ません。 室町時代には室町時代の、江戸期には江戸期の、そして現代には現代のニーズに
応える、 まさに時代と共に生きる音楽として、演奏者は切磋琢磨し、その時代の観客に訴えか
ける演奏をしてきました。 伝統音楽であっても、けっして博物館のショーケースに陳列されるべ
きものではないのです。 また、少人数編成の能囃子は、演奏者各々の技術と主張をぶつけ合
いながら指揮者無しで演奏され、ラ イヴならではの緊張感と迫力が生み出されます。 当同明
会は、この『囃子堂』を、現代に生きる能囃子の息を十分に堪能できる演奏会にさせていただ
きます。
オープニング


本年度の公演は平成19年8月5日です。詳しくはこちらの特設ページでどうぞ